助産師の転職が失敗する理由
今よりもっといい環境の職場に移動したい。そう願っていても、
いざ転職すると想像と違う環境に頭を抱えてしまう助産師は多いものです。
一体なぜ、このようなミスマッチが起きてしまうのでしょうか。
原因は、情報不足にありました。
まず、助産師の職場について整理しましょう。
助産師の働く場所で最も多いのは、産科のある病院です。
この場合、医師や看護師と連携して仕事にあたります。
出産に関して医療行為が必要となっても、助産師だけでは医療を
行えません。帝王切開などの処置が必要なときは、医師と看護師がいなくてはなりません。
時には母子共に命の危険があるような、難産に向かうこともあります。
助産師としても、気の抜けない時間が続くこともあります。
また、医師や看護師など立場が違う人とかかわっていくため、人間関係も
ストレスの一因になります。実際、医師や看護師とあわずに離職する助産師も多いです。
続いて多いのは助産院ですが、こちらは院床数9以下と小規模なのが
特徴です。妊婦・褥婦・新生児と密にかかわりながら、お産から育児のアドバイスをします。
ただし、助産院を利用できるのは、自然分娩ができる妊婦だけです。
医療行為が必要なときはすぐ病院に移れるよう、医療機関との連携も必要です。
病院か助産院か。どちらを選ぶかでも、仕事内容や休みの取りやすさは
変化します。まずは、それぞれの求人をよく見てから決めましょう。
有給休暇はどれくらい取得されているか。人間関係は良好か。
休みは定期的に取れるか。といった要素を、特によく調べてください。
これらの情報は、転職支援サイトで調べることができます。